今日はユーロドルについて
こんにちは。4月に入りましたね。
今日は4月からの展望と、ユーロドルについてお話していきます。
スリースタータードットジェーピーの大野がお送りします。
3月の終値というのは、4月を考える上で非常に重要です。
そんな3月の終値に一番面白い変化があったのはユーロポンドでしょう。
分かり易く、3つの市場について書いておきます。
動画『月間展望4月号』をご覧になられた方も、補足説明として
お役立て頂ければ幸いです。
ユーロポンド
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ユーロポンド日足4月2日 |
ユーロポンドは、3月末、最後の3日間でなんと
上げから下げに転じました。月足で見ると、陽線から陰線に変わっているはずです。
面白いですね。
最後の最後で、陰線になるという展開。
そして、注目して頂きたいのは黒い線で描いた値位置。
1月と2月は、実はこれもまた最後の3日間で上げに転じてこのラインより上に
値段を残しています。
ところが、3月末では3日間の急激な下落でこのラインを割れて終わっています。
これが意味するところは、今までの2か月とは違うのではないか?という事です。
で、ユーロポンドは大きな足で見た時に
0.835-0.868の0.618-0.764間での持ち合いである事が分かります。
丁度、緑のラインで示した値位置です。
その内の真ん中より下が、今度は狙われやすくなっています。
取り敢えず考えたいのは3つの値位置。
0.8665、0.8416、0.8304。
大枠では先ほどお話した通り、「0.835-0.868の0.618-0.764間での持ち合い」。
その値位置内での大きなターゲットがその3つ。
分かり易く、それだけをお伝えしておきます。
ドルインデックス
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ドルインデックス週足 |
ドルインデックスは、米ドル対ユーロ、円、ポンド、オージーの指数です。
(このドルインデックスは)
つまり、米ドルの相対的な価値を示します。
そのドルインデックスの3月終値は、チャートに黒いラインで描いた値位置を
下にブレイクしています。
この終値の付け方は少し注意が必要で、下の目標値へ向かう可能性があります。
よって、12300台が高値の目標、そして12169を下落の目標と考えていますが
11700-11800台が最大の下落目標となります。
ですが、12000-12200には非常に強いサポートがあり
ここを容易にブレイクするのは難しいように思います。
ただし、12154を付けた場合
理論的に11900-12000に達する可能性が高いと考えています。
分かり易く言えば、このドルの下落は押し目です。
どこまで下落した後、再度上昇するのか?
その値位置の算定が今、という事になります。
この前提の上で、ユーロドルを考えてみて下さい。
ユーロドル
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ユーロドル週足 |
とても分かり易いチャートをご用意しました(笑)。
今、ユーロドルは持ち合いです。
そして、本来の目標は矢印で描いた1.0割れです。
ですが、ドルインデックスが下落している以上
容易に下落する事が出来ません。
そのため、チャートに黒いラインで描いた2つの値位置。
ここを割れることなく、3月の終値を付けています。
つまり、もうしばらくは粘る可能性が高いと考えます。
支えになっているのは、1.048-1.065。
上の壁は1.0978にあります。ここをブレイクすると
いずれ1.128以上の値位置を付ける事が可能となります。
ドルインデックスがいつか上昇に転じた時、
下の支えは突破される可能性が高いでしょう。
1.048を明確に割り込むのがブレイクした瞬間です。
(下髭になって戻れば、1.065へ戻ることになります)
その時は、ついに1.0を割れるかも知れません。
ただ、これは年内のいつか、と考えておきましょう。
ユーロが売られ、ドルが買われるタイミングが必要です。
この1.0割れ手前のユーロドルの抵抗はかなり凄いですよ。
2015年からこの調子だと最後に付け加えておきます。(笑)
2015年の安値をようやく割れたのが、昨年末12月。
そして今はまた、持ち合いを続けています。
以上です。
ご参考になれば幸いです。
P.S.今日は夜桜がそろそろ綺麗な気がしますので、見に行くとします。
皆さんそんな週末だとは思いますが、お時間があれば
「月間展望4月号」をご覧下さい。動画で50分あります。
そこできちんとした今月の展望と、目標値をお話ししました。
この記事は、分かり易さがモットーで簡単すぎるほど簡単に書かせて頂きました。
それではまた。
今月もよろしくお願いします。
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