2018/01/08

2018年の値幅~米ドル・ユーロ編~

米ドルの値幅はシンプル。

前回に引き続き、今日は米ドルとユーロの2018年について。
通貨ペアは別として、米ドルの相対的価値を表す指数に関しては
今年はシンプルで分かり易いでしょう。まずはそちらから。

前回の記事「2018年の値幅~ドル円・NYダウ編~」はこちら。

ドルインデックス2018

ドルインデックス月足2018
ドルインデックス月足2018
ドルインデックスは要するに、11835より上か下か。
上は12429、下は11356を重要な値位置として見ています。
12000を越えた所から上昇に入り、11800台~12000までは持ち合い圏内。

チャート形状としては11835~12429の緑のラインで描いたエリアに位置しやすいです。
それは2015年からずっとそうなので(笑)、もうお分かりだとは思いますが。

今年は11835にほど近い値位置から始まっていますので
同じエリアでの持ち合い継続であれば、米ドルは強くなりがちな傾向が
予測可能です。

昨年は同エリアで上から始まっています。
ドルインデックスが為替に及ぼす影響は大きく、昨年がそうであったように
ドルインデックスの下落によりユーロドルやポンドドルは上昇しました。

この事が意味するのは、ドルインデックスがもしもこのエリア(11835~12429)の
下辺から上辺に戻るのであれば、ユーロドル・ポンドドルは下落しやすく
ドル円は上昇しやすい。

また、11800台を割れ、11300台を目指す動きを見せれば
その逆である、と言う事が出来ます。

とにかく、11300~12600辺りまでを考えつつ
11800~12000のエリアをどちらへ出るか?
を見ていればそれだけで十分です。

ユーロドル2018

ユーロドル月足2018
ユーロドル月足2018

ユーロドル週足2018
ユーロドル週足2018

今回は欲張り過ぎて(笑)、沢山のラインを引いてしまいましたが
フィボナッチとギャンファンです。

ギャンファンについて。

スリースタータードットジェーピーで開発した特殊な引き方ではありますが
下から引いたギャンファンの3×1のラインへどうも乗せようとしたのではないか?
というのが昨年末の値動きです。ギャンファンの引き方はこちら

ポンドドルが2009年の安値1.35へ戻そうとしたのと同じように
ユーロドルは2010年の安値1.187へ戻そうとした、とも言えるかも知れません。

上からもギャンファンを引きました。
その上値抵抗線は1.3辺りにあり、1.07辺りに下支えがあります。
今年の目標ともマッチしており、つまり今年は1.07~1.32が値幅MAXでしょう。

フィボナッチリトレースメントについて。

合わせて考えてみましょう。
今年の始値は1.2です。
昨年末にブレイクしたギャンファンは1.19辺りにあり
フィボナッチリトレースメントでは1.17辺りに下支えがあります。
1.17~1.2をブレイクした方へ付いていくのが定石となります。

1.21346は過去の歴史から見た中心の値段で
その意味においては、ドル円と同じくど真ん中の持ち合い。
そしてその場合、1.12133~1.30558に位置する時間が長いであろうと予測出来ます。

さて、もう一つの考え方として
2008年の1.6からの下落、昨年の1.03からの反発の戻しという観点からは
1.25168へ戻そうとする力が働くでしょう。

それらを合わせたものが上の週足チャートに描いた値幅の意味です。

よって、ユーロドルは
  • 1.21346を中心とする1.12133~1.30558の値幅
  • 1.17~1.2、1.2~1.25の値幅(1.17~1.25)
  • はみ出した場合、下1.07、上1.32
というエリアのどこに位置しているかを考える必要があります。

最初に書いたドルインデックスの話を覚えておられますでしょうか。

ドルインデックスは米ドルの価値を相対的に表す指数ではありますが
ユーロドルはユーロ対米ドルの事です。

そのドルインデックスが11835を中心と考えて
上は12429、下は11356のどちらを目指すかという話と
このユーロドルの話は切っても切れない関係にあります。

両者をチェックしつつ、考えて行きましょう。

それでは2018年も宜しくお願い致します。


なお、
前回の記事「2018年の値幅~ドル円・NYダウ編~」も読んでおいて下さい。
ドル円やNYダウの話とも米ドルの値動きはもちろん関連しています。

2018年の展望は、多くの市場について動画『年間展望2018』でお話してあり、
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それではまた。
2018年も頑張っていきましょう!


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必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2018年の値幅~ドル円・NYダウ編~

2018年、スタート

今年も宜しくお願い致します。スリースタータードットジェーピーの大野です。
2018年も値動きが始まりまして、如何でしょうか。
今回と次回は「2018年の値幅」という事で、各市場についてお話ししたいと思います。

それでは早速、まずはドル円から。

ドル円2018年の値幅

ドル円月足2018年
ドル円月足2018年
ドル円の場合、2015年の高値が125円台、2016年の安値が98円台にあり、
その間で高値安値縮小が考えられます。
値位置としては、103円~121円までの目標値があります。

昨年は、一昨年からお話している通り、持ち合いでした。
今年も同じく持ち合いを想定しますが、値幅は昨年より拡張する可能性もある
のではないでしょうか。

昨年高値118円台、安値107円台です。
ただし、もちろん持ち合いが最も極まった所から始まっています。

ドル円相場の過去の値幅から算出した中心が111円台ですが、
昨年の終値は112円台と、それに近い値位置で始まっており
チャート形状も、もろに持ち合いです。

昨年より値幅を出せるとすると、まずは持ち合いを抜け
それぞれの高値安値をクリアしていく必要があります。

111円台半ば~113円台後半を抜けるまでの間は
「持ち合い継続」と私は認識しています。

これを越えた時、次の目標値を考える事になりますが
その目標に関しては次の週足チャートで確認する事が出来るでしょう。

ドル円週足2018年
ドル円週足2018年
103から120の間に目標値が出ており、どちらへ飛び出すか?
前半後半ではどうなるか?という順序と値幅を今は考えておくべきでしょう。

究極的な意味合いとして、ドル円相場は1998年の高値147.67と
2011年の安値75.565円の間で値動きを継続しており、
その中心である
111.617円から上が買い、下が売り、最終的には真ん中へ戻るという値動きを
111円台に戻った2014年後半から続けています。

昨年はそれが極まったもので、値幅は縮小してきています。

このチャートで一番ポイントになるのは、当然
111.617円、103.109円、120.126円という3つの値位置であり
この値幅を越える事があればラッキーではあるが、まずは
103から120の間でどちらを目指すか?そして、
この中の値幅をその時々に適したポジションで取りに行く
という姿勢が相応しいであろう、と考えています。

それが111円台半ばから113円台後半の値幅をブレイクした時に始まるでしょう。

しかしながら、上下にそれぞれ目標値があるという事は
「目標値へ到達すれば反落・反発の危険性もある」事も意味しています。
十分気を付けながら、トレード戦略を考えておくべきでしょう。

その参考になる話を一つしたいと思います。

NYダウ2018

NYダウ週足2018
NYダウ週足2018
アメリカの株価指数ダウ工業平均ですが、
このフィボナッチチャネルに沿って上昇を続けてきました。

よって、現在もチャネル上辺を目指していますし、
チャネルをブレイクし損ねれば反落の危険性があります。

NYダウの値動きはご存知の通りドル円にも日経平均にも影響を及ぼします。
NYダウ・SP500・ナスダックなど米国の株価指数は同様のチャネルに沿っています。

つまり、米国株価指数がチャネルまたは目標値へ到達し反落するタイミングでは弱気、
ブレイクし、次の目標値へ向かう間は強気、と考えておく事も単純ではありますが可能です。

下方のチャネルでは押し目となり得ます。
この程度の下落や、たとえ押し目であったとしても他市場に及ぼす影響は大きいので
十分注意が必要です。

NYダウは24000台が基本です。
現在は25000台と上ブレイクしており、25600の目標値間近といった状況です。
この値位置にチャネルもあります。

ブレイクすると26000台半ばが次のターゲットではありますが
その時点で一度目の注意すべきタイミングが訪れるかも知れませんね。

下支えとしては、23300、22500と20000台にチャネルと
フィボナッチリトレースメントによる抵抗が存在しています。
上辺は28000までがチャネル内の目標値です。

まずはこのチャネル内の値動きを24000台を基本として
どちらへ抜け、どの値位置で反落反発したタイミングなのかと
考えておけば良い事になります。


次回は、ドルインデックスとユーロドルについて。


それでは2018年も宜しくお願い申し上げます。


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当記事はフィボナッチ・ギャンを専門とするスリースタータードットジェーピーの
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