2016年2月現在の差異
今現在、少し困った状況にあります。
各市場で、値がバラバラに付いており
分かりにくい状態ですので、それらについてのレポートです。
この話は、FXのトレーダーであっても知っておいた方が良いでしょう。
月足で後半を見る上で。株価指数
まずは米国株価指数の話をしていきます。
NYダウ月足をご覧下さい。
NYダウ月足 |
これを見る限り、これ”だけ”を見る限り、
月足は少なくとも底を付けてむしろ陽線になろうとしているように見えます。
だとすると、買いがかなり集まる事になり
株価につられて、FXでも
ドル円などは結構上げていくという話になります。
しかしながら、
次をご覧下さい。
ナスダック100種平均月足 |
S&P500月足 |
同じく、米国株価指数です。こちら2つは未だ陰線のまま。
陰線で終わるというのであれば、これ以上は上げる事が出来ず
2月後半は丁度良いところまで下げて終わる、というパターンが多いはずです。
さて、3つの株価指数で随分状況が違ってきています。
後半上げるのでしょうか?それとも、下げるのでしょうか?
それは・・・、一緒に動いてくれないと判断が難しいでしょう。(笑)
いずれ、重なる瞬間が出てくるはずです。
赤い線と、青い線にもご注目下さい。
赤いフィボナッチが大きな流れ。青いフィボナッチが売り目標。
高値安値の関係上、ナスダックのみは異なった状況です。
売り目標は残すところ一つのみ。
つまり、この値位置は結構強い、可能性はあります。
それは38.2%戻し。
但しこれは月足ですので、
2月の底を割れない限りは次月以降のお楽しみ、という事になります。
週足
ナスダックの目標算出を、他の二つでも表示する事が出来ます。
ナスダック100種平均週足 |
S&P500週足 |
NYダウ週足 |
もしも同じ引き方とすると、こうなります。
少し状況は異なりますが、残す目標は一つです。
NYダウとS&Pは、月足での目標も達成する必要がありますが(笑)。
注目ポイントは、これらの週足は下髭のない陽線であるという事です。
それが”望み”とでも言いましょうか、中途半端に戻して終えるのか、それとも
再度暴落するのか、その一つの手掛かりではあります。
ただ、これは週足でなのか、2週間足でなのか、3週間足でなのか、
という話になると、何とも言えませんが通常は週足で
これから売られると綺麗に上髭のある陰線になるのですがねえ。
FOMCも終わり、普通はここからというところですが
もう残り1日となってしまいました。
しかも、状況はさらに複雑になっています。
現在、原油価格と株価指数が連動する傾向にあり
その影響を加味する必要があります。
前回のドルインデックスもかなり影響を与えている週もありますが、
次の原油の動きがまたもや市場をリードしていく可能性があります。
その原油ですが・・・
現在、原油価格と株価指数が連動する傾向にあり
その影響を加味する必要があります。
前回のドルインデックスもかなり影響を与えている週もありますが、
次の原油の動きがまたもや市場をリードしていく可能性があります。
その原油ですが・・・
原油飛ぶ
原油(クリック証券) |
FOMCが終わった翌日、このように原油が上に飛んでいます。
理由はこれでしょう。
イラン石油大臣が、イランは原油価格回復のためのあらゆる行動を支持する、との声明を出したことで、水曜、原油高が2-3% から5-6%に加速した。
モスクワ時18時41分現在、ブレント北海原油4月先物価格は5.50パーセント増加でバレル当たり33.94ドルに。 WTI原油3月先物価格は4.92パーセント上昇、バレル当たり30.47ドルになった。
こんな値段は無いはずです。今はこうなっています。
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)日足 |
ブレントが上に飛びまして、現在35ドル⇒いえ、
飛んではいないのです。
もともと値段がWTIに比べて最近は高くなっていましたので。
19日現在は、ブレントが35.7ドル、WTIは31.9ドルあたりを付けて
売られています。
同じ時刻で33ドルとは?
この二つでないとすると、クリック証券の原油って・・・。
今まではWTIに連動していたはずですが、この状態はもはや取引する事はないでしょう。(笑)
謎の33ドル。最高値34.19。
WTIとBRENT
ところで、WTI(West Texas Intermediate)ウェスト・テキサス・インターミディエイトと
BRENTイギリス北海が有名で、先物で取引される事が多い原油。
ですが、世界は広く、原油は様々。ドバイ原油もあります。
先物やCFDで、世界で取引される商品も多様です。
なので上のチャート。
trading viewのUKOILはてっきり、WTI対ポンド?と勘違いしていましたが
よく考えると、価格がおかしいわけで(笑)。申し訳ありません。
普通にブレントでした。
investing.comのような表記だと分かり易いのですが(笑)
アメリカの原油だからUSOIL。イギリスの原油だからUKOIL。という事でこの表記のようです。
決して、取引通貨ではありませんのでご注意下さい。
決して、取引通貨ではありませんのでご注意下さい。
そんな原油ですが、最後に月足を見ておきましょう。
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)月足 |
今のところ、UKOIL(Brent)とUSOIL(WTI)ともに
下髭ながらも陰線です。
価格差は出ていますが状態は同じです。(クリック証券の原油は問題外)
さて、原油の月足。そして、株価指数の月足。
今の状態は、かなり複雑です。2月、3月の足がどうなるのか?
考えておきたいところですが、それぞれの差異を考えると動きづらい状況。
どこかで修正が入り(だといいですが)、いずれ分かり易いタイミングが来るはず。
あなたはどう見る?
P.S.債券について書けませんでしたのでまたいつか機会があれば。
またはこちらのテキストをご参考にして下さい。それではまた。
さらに分かる!最も正確な読みの出来るCFD/FX取引方法
株価指数やドルインデックス、先物の利用の仕方、米国金利や債券市場との関連・・・など市場間の関連性に不安が残るFXトレーダーにお勧めの教材です。
提供 by3STARTER.JP
基礎から学ぶならサイト「投資の基礎はタダで学べ」で。
ご注意事項
※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。