2016/03/25

株価指数・ドル指数から見るドル円

まずは年足。

NYダウ(左)ドル円(中)ドルインデックス(右)
NYダウ(左)ドル円(中)ドルインデックス(右)年足
スリースタータードットジェーピーの大野です。
今日も相場分析をお届けします。このチャート、年足です。貴重なのでよくご覧下さい。

さて、まず年始にお届けした【年間展望2016】を思い出したのでその話をしていきます。
年間展望では、
『2月または3月に下落して、その後上げ、結局は陽線で終わるのではないか?』
という予想でした。

この予想は、上げになるなら年の前半、4半期で分けて考えた時に
最初の3か月が勝負になるはず。という考えが基になっています。

今のところ、NYダウなどはその通りになっています。
ドル円は下げ切らず、まだうじゃうじゃやっています。
ドルインデックスが下げ目線になっているのが原因の一つでしょう。

NYダウの年足を見ると、このまま陽線になったら確かに、残り9か月間で高値を越えて
更に上の目標を目指す事が可能なように見えます。一番の問題はそこですね。

年始の予定通りに、下髭にして上げていくのか?どうかです。


もしもドル円もそうだとすると、少し下落目標到達が足りないように思います。
その事が引っ掛かっています。年始の予定通りではないのか?と。
今は非常に中途半端ですから。

では、細かい分析を始めます。

株価指数

ナスダック100週足
ナスダック100種平均週足

SPX500週足
S&P500週足

NYダウ週足
NYダウ週足
週足レベルではこうなっています。
前の記事でお話したと思いますが、ナスダックが上目標の1.618に達するまでは
上げ、その後はリスクが高くなる。という事です。

ナスダックは順調に上げまして、もう少しですね。
S&Pは到達。
NYダウは持ち合いの抵抗線まで到達。ただし、目標値は高値付近にあります。

この状態です。

これが結局は他の市場への影響を及ぼすでしょう。
私はナスダックを基本に考えていますが、重要なのは達した後です。

NYダウなどは、抵抗線で止められていますが、素直にここで下落に転じるか、
皆がそれに気が付いているのは分かっているわけですから、それをフェイクにして
上の目標へ進むのか。

そこがポイントです。
充分注意すべきでしょう。

ドルインデックス

ドルインデックス日足
ドルインデックス日足

ドルインデックス週足
ドルインデックス週足
ドルインデックスの日足はこうなっています。ギャンファンで跳ねて、今は抵抗線です。
長期的に見て、押し目としてはこの下落位置で一応OKですが、目標への到達はまだです。
それを到達しようとするかどうか、です。

週足ではギャンファンを引き直してみました。
すると、今度は今週の上値がむしろ止められているようですね。
もしこうだとすると、ギャンファンの8×1、そしてフィボナッチの1.618への下落は、”アリ”ですね。

何にしても、昨年5月からの上げ、今年1月に頭打ち、そして押し目を付けに行っているのが今の状況です。押し目を完成させた後、再度高値を越えて行くとしたら、そして株価も上げであればドル円クロス円辺り期待出来そうですね。

ドル円

ドル円週足
ドル円週足
そのドル円ですが、今は目標(青いライン)-値動きのルール参照-の2.618達成で
うろうろしています。

よく見ると、赤いラインも見えますでしょうか。
その、1.618が未達です。つまり、110は付けてもらわないと困るという事です。
その次は105を割れるか割れないかという話になります。

上の壁は、114です。
だから、先週などは良く下落しましたよね。絶好の売り場なわけです。(笑)
ですが、次越えそうになると、もう耐えきれないでしょう。きっと。


その場合、116円台をめどに。というわけで、
株価指数、ドルインデックス、ドル円を見てきました。

年足としてどうなのか?
目標達成、未達のもの、両者のタイミングと、イベント。
これらに鑑みる必要があります。

ではでは。
また来月も頑張りましょう!

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必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2016/03/17

今日はFX。ポンド・オージー・円とユーロ

お金の流れ

今日はFX。(前回は全体の流れとして株価指数などをお届けしました。こちら

最近グループ分けして考えている通貨がありまして
それがポンド・オージーと、ユーロ
たまにはそんな、後から見ても使える(かも?という)情報をお届けしたいと思います。

スリースタータードットジェーピーの大野がお届けします。

市場の関連性の話をしていきます。

先物からの影響を加味


原油現在の市場で、主役となっているのが暴落して最安値付近まで下落した原油相場の戻り具合。
そして、不安定な情勢から一躍スターに躍り出た金相場の上昇。

この二つと考えています。

FXの話じゃない・・・と残念に思わないで下さい。
ここからFXの話です。

原油からの影響


で、
原油が買われる間というのはFXでは資源国通貨が買われる傾向にありますよね。
この時、やり易いのがオージードルです。オージードル対米ドル。またはオージー円。

金からの影響


金
金が買われる時、金利が低い国の通貨にお金が逃げる傾向にある(一説ありますが)
少なくともリスクオンで伸びろ!伸びろ!スワップだ!という通貨よりはただその逆にあるというだけの普段売られている通貨に流れるのでは?と言えます。

ドルインデックスと相反するのが金だという話は前にしました。→3月4日

ドル安ですよね。しかし円高にもなり易い。→ドル円が下落

この構図です。

そして、もう一つ。今はユーロです。

ユーロは、売られて売られて底辺でありながら、復活しそうで出来ない状態が長らく続いています。
ここまで売られた背景にはマイナス金利があります。
そして、対ドルで取引量が大きな通貨です。

→ユーロドルの上昇

ユーロポンドの影響をご参考に。


ユーロポンド
ユーロの動きを見る時に、もう一つ重要なのがユーロポンド。

イギリスのポンドとユーロの交換はやはり、地形的に近いせいなのか
ユーロポンドの影響がユーロドル、ポンドドル共に見受けられます。

ユーロドルの上昇→ユーロポンドの上昇→ポンドドルの下落
ユーロドルの下落→ユーロポンドの下落→ポンドドルの上昇

完全一致ではないですよ。ですが大きな影響が見られます。
例えば
ユーロドルを買おうとした時に、ユーロポンドも上昇していればベストという事ですね。
その時、ポンドドルは売りやすいわけです。

まとめ

原油が買われている間、
オージードルやオージー円が買われている。

金が買われている時、
ユーロドルが買われ、ドル円が売られている。

ユーロポンドが買われると、
ユーロドルが買われ、ポンドドルが売られる。

※株価やドル価値の動きの度合いにより、もう少し複雑になります。
例;原油・NYダウ上昇→ドルインデックス下落→ドル円下落など
ドル円1時間足
ドル円1時間足暴落

ドルインデックス日足が売り場
ドルインデックス日足が売り場
※FOMCでは原油・金ともに上昇、ドルインデックスは下落。
ユーロポンドは動かず。NYダウは上昇。結果、
ポンドドルユーロドルオージードル上昇ですが、ドル円下落。

なぜでしょう?
前回の記事でお話した通り、ドルインデックスのここの支持線は
割と重要なラインです。支持線は抵抗線にもなりますよ。

話を戻しますと、こちら。

原油が買われている間、
オージードルやオージー円が買われている。

金が買われている時、
ユーロドルが買われ、ドル円が売られている。

もちろん、金も原油も買われている事もあるでしょう。
ざっくり分け過ぎているので、これだけでは不十分ですし
こういったものは変化する事もありますから、一概には言えませんが
現状注目されている原油と金。
それが故に通貨ペアへの影響が大きくなっているのでしょう。

要するに、今何が重要なポイントに差し掛かっているか?
によって注目すべき通貨ペアも違うという事です。
※ドルインデックスの動きが大きい時/ダウが大きく動いている時など

原油↑ ダウ↑ ドルインデックス→ の状態であれば
オージー↑ ドル円↑ですが、ドルインデックス↓では
上のチャートのようになるという事です。

重要なポイントとは、基幹商品がラインに差し掛かっている、
キーとなる経済指標が市場を傾かせている状態であるなど、
理論的にまたは背景としてお金の流れが変化するタイミングの事です。

市場間の関連の話。
この手の話にご興味があれば詳しくはこちらのテキストをどうぞ。

上手くまとまったでしょうか?
だと良いですが(笑)。

それではまた。

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2016/03/15

指数の変化(株価指数とドルインデックス)

株価指数

日経平均月足
日経平均月足

S&P500月足
S&P500月足

NYダウ月足
NYダウ月足
今日はざくっと株価指数とドルインデックスから流れを見ていきたいのですが、
ご覧頂くとお分かりのように現在は持ち合いを形成しています。
NYダウなどは顕著ですよね。(チャートは全てCFDです)

その中で、下からの上げ目標の1つ目を達成したところです。
17165がそうで、日経平均も実は同じく一つ目の上げ目標17300を達成したところ。
よって、今日は売られていますね。S&Pはもう少し上にあり、2033です。

注目しているのはナスダック100種平均でチャートはこちら。
ナスダック月足
ナスダック月足
この上げ目標は4452にあり、4452-4533あたりで再度売られる可能性があるなあ
というように見ています。

ドルインデックス

ドルインデックス月足
ドルインデックス月足

ドルインデックス週足
ドルインデックス週足
ドルの動きですが、支持線を割れまして
前々からお話しているとは思いますが、目標が下に出ています。

月足でまた支持線を上回ると、話は少し変わってくるわけですが
11793-12147間のエリアに終始する可能性は高いだろうと考えています。

下から目標値は12041,12096があります。

FOMCが17日3時(16日夜)にあり、その後どうなるかを見定めていかなければならない
でしょう。まずはFOMC後の3月後半。
と、上げ目標の達成を全体の流れとして見ておく必要があるでしょう。

そして、
ナスダック、S&P、NYダウ、日経平均に、ドルインデックス。
これらの動きから見ると、3月は回復したわけですが
4月以降、また下落リスクが高まるかもしれませんね。


FXについてはまた次回。
それではまた。


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