ユーロドルの分析は正解!
こんばんは。大野です。9月は雇用統計からFXが熱い!という話をして来ましたが、
ドル円は持ち合い、ユーロドルは下落へ転じました。
ドル円はこんな調子なので(笑)、何ともなりませんがユーロドルは良かったですね。
分析結果
ユーロドル1時間足 |
ユーロドルは1.188と1.185がキーになるはず。下落した場合は1.178-1.18が支えになり割れると、7割戻しや安値割れがあり得ます。綺麗に動けば、安値を割れて1.162に付けてから上昇するのがベストな値動きではあるのですが、今のところ1.166で跳ねています。
という事で、1.188から1.172まで下落しています。
続いて現在の状況からキーになるポイントをご説明します。
今後
4時間足 |
ただ安値ギリギリで、その面での駆け引きに苛まれそうです。
大きな意味のあるポイントとしては天井圏からの目標値である、1.1626と
底値からの買い支えである1.1655。この値段にはギリギリまだ到達していない点が重要かと考えています。
つまり、安値を割れてもまだ上昇する可能性があるという事。
日足で見てみます。
日足 |
エクスパンションのラインでは1.1655を割れた場合、1.14278となりますが
天井圏からのエクスパンションのラインの1.1626もあるので
とりあえず1.188から売った場合は1.17~1.166利食いして終わるか、少し様子を見ても良いかも知れません。
1.166直近安値を切り上げても良いのですが、すぐ下のこれらのラインがある事、
そしてドルインデックスの値動きからも割れそうな雰囲気はあります。
そしてドルインデックスの値動きからも割れそうな雰囲気はあります。
米ドルの値動き
ドルインデックス週足 |
ドルインデックスが91.965のエクスパンションのラインから反発し、93.490のいつもの反落ポイントで反落し、再度上昇しています。
この場合、越えると94.159のラインがあります。
この94.159のラインというのは、天井圏からの下落の戻り位置。※これはリトレースメントの理論です
年始から「この値段へ戻らないと米ドル絡みの反転は難しい」と年間展望・月間展望で話して来ました。
ドルインデックスが戻しを完了させた後、この市場が反落するようであればユーロドルは上昇するでしょうし、ドル円は下落するでしょう。
現在は戻しを達成しないまま、地味な上昇を続けています。
この背景があるので、ユーロドルもドル円も、また金相場も微妙な値動きを強いられています。
ではドルインデックスが94.159へ達したら反落するのか?と言えば
「それは分からない」というのが正直なところ。
103から89へ下落して戻ると94が普通、というのがリトレースメントの理論なので戻った後は持ち合いになるかも知れませんし、不明というわけです。
ドルインデックスの上昇が一服し、”反落に転じた場合は”ユーロドルが上昇しドル円が下落するというだけの事です。そのまま続伸して年末まで伸び続けるのであれば話は変わります。
ドル円
ドル円4時間足 |
そしてチャネル割れをしたので下落していましたが、下落目標109.185へ到達して反発して来たのが今週末の値動きでした。
上昇チャネルの下辺も下落チャネルの上辺も少し上の方にあるので、チャネルを割れたまま上昇も可能です。基本的には割れたので下方向を疑うべきですが、110.388を越えて行った場合は上方向になり、チャネルにも乗って来るでしょう。
今回の下落では惜しくも109.106の安値を割れず、同じ109.106まで下落しましたので
まだ上昇が可能です。
色々なヒントはありますが、なんせドル円と日経平均は総裁選の影響があります。アベノミクスの時の例もあるのでトレーダーの買い期待も強く、日経も滅茶苦茶な上昇でドル円もこの状態なのでしょう。
現在のところユーロドルの方がやりやすいと思います。
という事で、以上ですが
「ユーロドルは今月の予想は正解、ドル円は持ち合いで下落したがすぐ買い戻された」
という相場分析結果となりました。
お役に立てていれば幸いです。
P.S.
エクスパンションのラインの正しい使い方は「極意書ストラテジーズ」という本に書きました(ドル円の109.388での下落もエクスパンションのラインです)。同じくリトレースメントの目標値(ドルインデックスで書いたもの)についてもこの本の10章に書いてあります。
※リトレースメントは個別教材「値動きのルール2」でも分かります。というより、ドルインデックスで書いたのは値動きのルールのパターンの方。
それではまた。
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必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。
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