2016/03/03

やっと簡単になった3月の相場

3月相場のポイント

こんにちは。大野です。
3月の相場展開について考えていきましょう!

3月初めに、毎月のことながら雇用統計がありますので
最初は簡単でしたね。当然、2月末の下落からドル円クロス円は上昇に転じました。

例えばユーロ円などは0.500を付けそうで付けない手前で反発しています。
ユーロ円1時間足
ユーロ円1時間足
2月は総じて下落という、馬鹿らしい相場で(笑)
多くの市場で売り以外は危険な嫌な感じがする展開でした。

しかしながら、3月はそれほど難しくもなさそうです。

色々と話したい事は、山ほどあるのですが(笑)
例のごとくライントレーダーズ通信の配信まで時間がありませんので
早く書ける部分だけを書いていきます。

ドル円

ドル円日足
ドル円日足

ドル円週足
ドル円週足

3月初めの上昇は雇用統計へ向けてのものとして難しいのはそれからです。(ここまでは凄くイージー)
終わったらどうなるか?

ドル円が辿れるであろうフィボナッチのルートはこんな感じです。

これは非常に、…無料ブログながらよく載せたな、という内容になっております。

ポイントは、114の0.764。
これより上か下かが、まず最も重要だと考えています。

次に、赤と緑で描いたフィボナッチの二つのパターンがあります。
緑は、このまま一旦上げておいて117付近が売り場または121円付近が売り場になる。
赤は従来の予定通り、110を付ける。

※緑は現在の値位置からの上げ目標と一致。但し、114以上のキープが必須。
上げ目標とは117,121,127
※赤は今までのご説明通り。

そして、長期的流れとして重要になるのが114以外に
106.7の0.618。この戻し率はユーロ円が達成。
オージー円ポンド円は0.500まで戻しています。

ユーロ円はこの安値を守れればチャンスはありますが、オージーとポンドは
長期でさらに下が見えています。

という事で、このまま差が開くか、埋めるか。
つまり、
オージー円とポンド円が現段階で下落率が大きい。
ユーロ円とドル円はまだまだ下落率が小さい。

これがポイント。

次に、ダウとドルインデックス。
これについては次号で配信。(時間切れです)

要点は、ダウが持ち合い形成か?ドルインデックスの月足はすでに下落の形になっている?
です。

結局はこれが影響してくるわけです。

そう。
P.S.1
2月末に考えていたのが、3月が始まると雇用統計で買われる。
終わると、売られやすく、次はまたもやFOMCでの買い。そして売り。
まあ当たり前ですが(笑)。そんな当たり前の事でも雇用統計前の買いは
簡単に分かったりもします。
3月はこの流れなら簡単かも知れませんね。

とにかく次回をお楽しみに。

P.S.2
今から動画で分析を録画します。(月間展望3月号-勝ち方実戦編フリーパスプラン-)
ついでに、実戦編のLESSON24は既に完成しています。メンバーの方は2つの配信を
お楽しみにしていて下さい。

それではまた。




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ご注意事項

※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2016/02/19

原油WTIとBRENTの差異。NYダウとS&PとNAS100の差異。

2016年2月現在の差異

今現在、少し困った状況にあります。
各市場で、値がバラバラに付いており
分かりにくい状態ですので、それらについてのレポートです。

この話は、FXのトレーダーであっても知っておいた方が良いでしょう。

月足で後半を見る上で。株価指数

まずは米国株価指数の話をしていきます。
NYダウ月足をご覧下さい。

NYダウ月足
NYダウ月足
これを見る限り、これ”だけ”を見る限り、
月足は少なくとも底を付けてむしろ陽線になろうとしているように見えます。

だとすると、買いがかなり集まる事になり
株価につられて、FXでも
ドル円などは結構上げていくという話になります。

しかしながら、
次をご覧下さい。

ナスダック100種平均月足
ナスダック100種平均月足

S&P500月足
S&P500月足
同じく、米国株価指数です。こちら2つは未だ陰線のまま。
陰線で終わるというのであれば、これ以上は上げる事が出来ず
2月後半は丁度良いところまで下げて終わる、というパターンが多いはずです。

さて、3つの株価指数で随分状況が違ってきています。

後半上げるのでしょうか?それとも、下げるのでしょうか?

それは・・・、一緒に動いてくれないと判断が難しいでしょう。(笑)
いずれ、重なる瞬間が出てくるはずです。

赤い線と、青い線にもご注目下さい。
赤いフィボナッチが大きな流れ。青いフィボナッチが売り目標。

高値安値の関係上、ナスダックのみは異なった状況です。
売り目標は残すところ一つのみ
つまり、この値位置は結構強い、可能性はあります。

それは38.2%戻し。

但しこれは月足ですので、
2月の底を割れない限りは次月以降のお楽しみ、という事になります。

週足

ナスダックの目標算出を、他の二つでも表示する事が出来ます。
ナスダック100種平均週足
ナスダック100種平均週足

S&P500週足
S&P500週足

NYダウ週足
NYダウ週足
もしも同じ引き方とすると、こうなります。
少し状況は異なりますが、残す目標は一つです。
NYダウとS&Pは、月足での目標も達成する必要がありますが(笑)。

注目ポイントは、これらの週足は下髭のない陽線であるという事です。
それが”望み”とでも言いましょうか、中途半端に戻して終えるのか、それとも
再度暴落するのか、その一つの手掛かりではあります。

ただ、これは週足でなのか、2週間足でなのか、3週間足でなのか、
という話になると、何とも言えませんが通常は週足で
これから売られると綺麗に上髭のある陰線になるのですがねえ。
FOMCも終わり、普通はここからというところですが
もう残り1日となってしまいました。

しかも、状況はさらに複雑になっています。

現在、原油価格と株価指数が連動する傾向にあり
その影響を加味する必要があります。
前回のドルインデックスもかなり影響を与えている週もありますが、
次の原油の動きがまたもや市場をリードしていく可能性があります。

その原油ですが・・・

原油飛ぶ

原油(クリック証券)
原油(クリック証券)
FOMCが終わった翌日、このように原油が上に飛んでいます。
理由はこれでしょう。

イラン石油大臣が、イランは原油価格回復のためのあらゆる行動を支持する、との声明を出したことで、水曜、原油高が2-3% から5-6%に加速した。
モスクワ時18時41分現在、ブレント北海原油4月先物価格は5.50パーセント増加でバレル当たり33.94ドルに。 WTI原油3月先物価格は4.92パーセント上昇、バレル当たり30.47ドルになった。


飛んでいる、と掴みのために(笑)言いましたが
それは実はこのクリック証券だけの事です。

この、クリック証券の原油は何なのでしょう。
こんな値段は無いはずです。今はこうなっています。

ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)日足
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)日足
ブレントが上に飛びまして、現在35ドル⇒いえ、
飛んではいないのです。
もともと値段がWTIに比べて最近は高くなっていましたので。

19日現在は、ブレントが35.7ドル、WTIは31.9ドルあたりを付けて
売られています。

同じ時刻で33ドルとは?

この二つでないとすると、クリック証券の原油って・・・。

今まではWTIに連動していたはずですが、この状態はもはや取引する事はないでしょう。(笑)
謎の33ドル。最高値34.19。


WTIとBRENT

ところで、WTI(West Texas Intermediate)ウェスト・テキサス・インターミディエイトと
BRENTイギリス北海が有名で、先物で取引される事が多い原油。

ですが、世界は広く、原油は様々。ドバイ原油もあります。
先物やCFDで、世界で取引される商品も多様です。
なので上のチャート。
trading viewのUKOILはてっきり、WTI対ポンド?と勘違いしていましたが
よく考えると、価格がおかしいわけで(笑)。申し訳ありません。
普通にブレントでした。





investing.comのような表記だと分かり易いのですが(笑)
アメリカの原油だからUSOIL。イギリスの原油だからUKOIL。という事でこの表記のようです。
決して、取引通貨ではありませんのでご注意下さい。


そんな原油ですが、最後に月足を見ておきましょう。

ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)月足
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)月足
今のところ、UKOIL(Brent)とUSOIL(WTI)ともに
下髭ながらも陰線です。

価格差は出ていますが状態は同じです。(クリック証券の原油は問題外)


さて、原油の月足。そして、株価指数の月足。

今の状態は、かなり複雑です。2月、3月の足がどうなるのか?
考えておきたいところですが、それぞれの差異を考えると動きづらい状況。
どこかで修正が入り(だといいですが)、いずれ分かり易いタイミングが来るはず。

あなたはどう見る?



P.S.債券について書けませんでしたのでまたいつか機会があれば。
またはこちらのテキストをご参考にして下さい。それではまた。

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2016/02/04

ドルインデックスの下落が意味するもの-ドル売りユーロポンド買い-

ようやく良いねが付いたドルインデックス

先日からドルに起因した動きが続いていますね。
※この記事は2016年2月4日に配信したものです。
ドルインデックス週足1月29日
ドルインデックス週足1月29日
https://www.tradingview.com/chart/USDOLLAR/v85RwSIN-USDOLLAR-has-a-risk/

この話です。
こちらの日足もあります。
ドルインデックス日足1月29日


ドルインデックスが及ぼすFXへの影響については後ほど。

かなり前に投稿した記事で、ドルインデックスが下落リスクがあるとお話していたのですが、
なぜか
いつもは「いいね」(facebookではない)を付けてくれるロシアのファンドマネージャーも
そうしてくれず、もういいやと思って、英語版から日本語版に切り替えてやったのですね。
すねたわけです(笑)。

ですが、結局これでしょ。
ドルインデックス日足2月3日
ドルインデックス日足2月3日

こうなったら今更ですが、ファンドマネージャーがいいねを付けてくれた!という話です。
ファンドマネージャーもこうなるまで分からないって、どうなってるんですかね。

私はこう考えています。

「結局は、フィボナッチ通りに動く」。

だからそれを知らない人は、動くまで分からないという事です。

ここで下落する事は12月の「年間展望」や1月の投稿、下落前日に撮影した動画
「月間展望~今、注目の相場~」(2月号)でもお話しています。

なぜなら、そこがフィボナッチのルールとして売り場だから。

だからこそ、そうなるわけです。


こんなに下落してから分かっても、遅くないですか?(笑)
何がファンドマネージャーだよ。(とか言いながら、実は彼の事が大好きなんですけどね(^^)/)


何を今更「Agree(同意する)」だよ。(笑)
と思いながら、ロシアのよく分からないトップ投稿者のファンドマネージャーに
毎回同意される事に喜びを感じているのですが。


なぜそこで売りなのか?

解説します。

ドルインデックス週足1月29日
ドルインデックス週足1月29日

これは1.618です。
もしこれが、1.272なら私も売りだとは言いません。
ですが、1.618です。

どう考えてもリスクがあります。
ここで上値を越えて終値が付く、という事があれば
それはその上の0.764のある12450辺りまでを考えます。
しかし、1月の終わりは越えていません。

1月最後の上げは
ただの損切りカットですから。
終値は割れたまま。

だから、2月、
ドルインデックス日足2月3日
ドルインデックス日足2月3日
こうして売られているという事です。

簡単ですよね?これがフィボナッチです。

ルールとセオリーがあります。きちんと理解していれば、よほど間違える事は
少ないのです。

ドルインデックスの下落が意味するもの

ドルインデックスが下落するという事。
それは・・・、ドル円が下落し、ユーロドル、ポンドドル、オージードルが買われる
という事を意味しています。

なぜなら、このドルインデックスは
ドル対、
円・ユーロ・ポンド・オージーの複合的な指数だからです。

ドル円、ユーロドル、ポンドドル、オージードル、ユーロ円、ポンド円、オージー円。
このどれかを取り引きされる方は必ず見ておかなければならない指数だと
私は考えています。

ただ、この1.618での下落。
それは、すべてがここで終わりというわけではなく
押し目を付けに行っていると考えてもいます。

それは38.2%戻しと76.4%戻し。
そのどちらか。

もしもそれも越えてしまったら、その時はかなり下落が大きいですが。

確かに、正月に配信した「年間展望」では
『年始に上げて、その後の下落が一番怖い:。なぜなら、年中下落リスクがあるから。』
とお話しています。

ただ、まだ上に0.764が残されています。
その点を考慮すると、押し目で再度上の目標値を目指す事が
一番あり得るパターンなので、最近はその線でお話しています。
(月間展望2月号)


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