2019/08/02

各市場で重要な値位置(2019年8月)

値位置を覚えておこう!

8月に入りました。早々に動いていますね。
アップダウンに惑わされる前に、中長期の重要なラインや基軸となる値位置を把握して
上げなのか下げなのかを考えましょう。

ドル円・ユーロドル・日経平均・金・ドルインデックス・NYダウ・ナスダック
についてチャートでご説明します。

株価指数の値位置

ナスダック

US100 日足8月2日
US100 日足8月2日
ナスダックは今月、7823.7を基軸として考えれば良いでしょう。
現在はそれより下にあり、各目標値まで売れば良い事になります。
(大きな時間軸のラインしか出していないが)

このように、大体毎回
どの値位置より上は買いで、下は売りかという基準となるものが
各時間足ごとにあります。

そういった重要なラインをお伝えしていこうというのが、今回の記事の主題です。
説明しない部分について、詳しくは
チャートをクリックしてご覧下さい。

NYダウ

US30 日足8月2日
US30 日足8月2日
NYダウは26906.04が最も今月注目すべき値位置です。
ナスダックは同じラインを先月終値で越えていますが、NYダウは割れています。
この時、売るのであれば27165.04からという事になるので、
8月1日にそこまで上昇してから下落しました。

これらアメリカの株価指数が上昇に転じるには、
基準となっているラインを越える必要がありますが、NYダウの場合
月末に割れて終わっており、ナスダックに比べてそれが難しい状況にあります。

ただし、そのラインを割れた時の売り目標値を達成すれば、
つまり押し目が完成すれば不可能ではないでしょう。
それがチャートに表示した値位置です。現在付けているラインもその一つです。

日経平均

日経平均 日足8月2日
日経平均 日足8月2日
日経平均は21546が重要なラインです。NYダウ同様下回って先月が終わりましたので
月初から売られています。
この際、支えになるのが21298ですが、一度跳ねたものの、もう一度21546から売られました。

もちろんまだ他にも重要な値位置はありますが、
直近の重要な
上げ下げを決定付けるラインはこの2つです。

なお、6月に跳ねたのも同じ意味を持つラインからです。
今月反落したのもその理由と、フィボナッチファンによるもの。
つまり、これらのラインを正しく引き
理解すれば、この規模の値動きは良く分かります。
20300も22463も同じルールに則って引いてあります。

底と天井、上げ下げの基準となる値位置すらこのライン通りなので
何を理解するよりもフィボナッチを正しく引けるようになる事こそ、
トレードにおいての最重要事項の一つでしょう。

とにかく、21298より下は売りで、21546より上は買いです。

為替の値位置

まず、ドルインデックスと金相場の値動きを良く理解する必要があります。
米ドルの相対的価値を表すのがドルインデックス指数で、金はこの逆へ動きやすい市場です。
後にご説明するドル円はドルインデックスの方向、ユーロドルはその逆へ動きやすい性質を持っています。

ドルインデックス

ドルインデックス 週足8月2日
ドルインデックス 週足8月2日
ドルインデックスの重要な値位置は98.022です。
先月終値で越える事が出来ませんでしたので
1日に上昇したものの、98.538のラインで売られました。

ただし、97.423は越えて終わっているので、このラインを割れないのならまだ買いのチャンスがあります。
最終的に日足週足で98.022と98.538を越えられないのなら危険な状況だと考えて間違いないでしょう。

97.423からは買い、98.538と98.022からは売りです。(先月がそうであったように)

金 週足8月2日
金 週足8月2日
金相場は1405.59がここらの値位置では一番重要です。
割れた場合は最大で1312.22が目標値となり、今は越えているので1472.07が目標値となります。
なお、この市場の大目標は1500台にあります。

細かな値動きでは1426.50が先月末に売られていた値位置でもあり重要ですが
売られた場合に支えとなる値位置として、1381.37と1369.12があります。

現在は各値位置間で持ち合いになっており、
1405.59を割れるか、割れずに上昇するかの駆け引きが続いています。

先月は1452.58のラインが抵抗になって下落しましたが
先月終値では割れずに留めましたので8月1日から強気の展開です。

これら2つの市場が為替に影響を及ぼすので要チェックでしょう。

ドル円

ドル円 日足8月2日
ドル円 日足8月2日
ドル円は108.565が今月重要な値位置となります。
ただしその値位置が意味を持つのは、直近安値106.771を割れるまでです。

先月終値で越えているので、安値を割れずに108.565を越えれば
再び上昇気流に乗る事も可能なのですが、
割れた場合は何らかの上げの状況を作る必要があります。

安値下には106.492と105.834があり
1日に売られたのが109.087である以上、これらの値位置はターゲットになり得ます。

ドルインデックスの売戻し、金の反発。
さらに株価指数の下落。よって、ドル円はこの状況です。

本日が雇用統計ですが、その値動きをよく見て
終値や安値ブレイクの可否によって
来週からの値動きは再度考える必要があるでしょう。

ユーロドル

ユーロドル 日足8月2日
ユーロドル 日足8月2日
ユーロドルの重要なラインは1.11498です。
先月終値で割れて終わっています。
もう一つ中長期で重要な意味を持つラインが1.12040です。

今は1.11498から売られた一つ目の目標値へ到達し、跳ねている状況です。
ファンで抑えられていますが、それも抜け目標値を割れなければ上昇も可能です。

しかしその際、1.12280までが最大の上昇幅となる可能性が高く、
1.11498と1.12040を割れているのであれば常に
下の目標値への売りの力が働くでしょう。

金とドルインデックスの状況にもよるので
その2つを指標としながら判断した方が正解は出しやすいはずです。

以上が、各市場で重要な値位置です。
お役に立てれば幸いです。

それではまた。
暑さも本番を迎えました。ご自愛ください。

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基礎から学ぶならサイト「投資の基礎はタダで学べ」で。

ご注意事項

※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2019/06/03

月間展望がリニューアル!どうなる6月?

月間展望6月号

今月から月間展望がリニューアルしました!
動画「月間展望」6月から新デザイン
動画「月間展望」は6月から新デザインへ
6月号は27分56秒。ナスダック、日経平均、ドル円、ユーロドル、ユーロ円について。

さて、5月のGW明けの記事では
ドル円下落の理由、日経平均の下落目標などについて書きました。

ドル円


ドル円はフィボナッチファンに抑えられていましたので、上ブレイク出来なければ下落する事に。”ドル円自体がファンで抑えられているわけですから、再度上ブレイクしたら買えますが、そうでない限りは買えない”と書いた通りです。

旧デザイン
旧デザイン
動画「月間展望5月号」ではドル円クロス円ともに、危険な状況だと後半でお話ししました。
下落して始まった6月はどうでしょう。

一旦の戻りは考えられますが、総じて
危険な状況に変わりはありません。

一番のポイントは109.818より上か下か。
109.818を越えない限り、ドル円は長期的に見てもかなり宜しくないと言えます。
この理由はエクスパンションにあります。
※今年はフィボナッチファンとエクスパンション一押しです(笑)。
109.818、108.277、107.094などが直近の重要な値位置です。
ドル円日足6月3日
ドル円日足6月3日
これらの値位置(ラインブレイクするか否か)に注意して頂いた方が良いでしょう。

日経平均

"21242まで来ると、跳ねる事も別に可能ですが
20509まで行くとすっきりした値動きにはなりますね。"(5/9記事)

日経平均日足6月3日
日経平均日足6月3日
GW明けにそう書きましたが、20500のラインへ下落しました。
すっきりしましたよね(笑)。

目標値への未達=気持ちが悪い、到達=すっきり。
最低でも20500への到達が望ましいチャート形状でした。

要するにこの相場は付けるべき値位置へ下落して来ましたが、これは
フィボナッチファンそしてエクスパンションという今年の新作、
続・勝ち方実践編LESSON1と2』通りの値動きですね。

もう一つ付け加えると、今月は20358も意識すべきでしょう。
今支えになっている値位置です。
その下にはファンと20119などがある事も知っておいた方が良いと思いますよ。

5月は会員様から日経平均の売り、ドル円の売りで利幅が出せた!という声を
それぞれ頂いています。
月間展望
6月の相場分析に関しては、動画『月間展望6月号』でしっかりとお話ししましたので
勝ち方実戦編フリーパスプランのメンバー様はご覧下さい。
※6月3日にアップロードしてあります。今回のチャートのフルサイズ版はメンバーサイトにあります。

それでは今後とも宜しくお願い致します。

なお、6月は新講座の作成と、トレード手法検証のため
記事の配信はほとんど出来ないと思いますが、予めご了承下さい。

新講座『動画トレード基礎講座』は投資の基礎はタダで学べメール講座の最後に
追加する予定の5個の動画の事です。
追加したところで、私には特にメリットはありませんが(笑)
従来、ある程度自分で調べられる部分は調べたという方向けのメール講座でしたので
今回の企画でもう少し初心者向けの内容も揃えられそうです。
お楽しみに!

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必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2019/05/09

ドル円・日経平均GWのまとめと今後の対策

5月はゴールデンウイークが明けてからが勝負!

お久しぶりです。大野です。
ゴールデンウイークはしっかりお休み出来ましたでしょうか?

今日はお休み前後のまとめ!
前回の相場分析は4月7日でしたので、その後の展開をまとめておきます。
流れを把握した上で、デイトレードレベルまで落とし込んで
ポイント/ポイントを捉えていくのがリスクが少なくオススメ。
5月の相場はこれからです。

ドル円の現状把握


ドル円5/8 
 記事を書いているのは5月6日~9日。まずは8日時点のドル円日足チャートです。

チャート上にはフィボナッチファンを表示してあります。
このラインの抵抗で抑えられていた3月。そして、4月はついに上ブレイク!
ですがゴールデンウィーク中に下落し、再度ファンまで戻しています。

昨年末と年始の下落から立ち上がり、
それぞれのラインによる抵抗で下落したりブレイクしながら
結局は上昇しているのが4月までのドル円の値動きです。
ドル円4時間足5/6
ドル円4時間足5/6時点
112.185の抵抗で下落した4月末。
4月24日に112.393の高値を付けましたが、この日の上昇目標値は112.376でした。

最終的にはデイトレードまで落とし込む意味はここにあるわけです。

※なお10日間ほど下げ渋っていたのは年の目標値(水色のライン)があったから。
下落後は年の仕込みへ。これは少し専門的な話です。

1時間足も見てみましょう。

ドル円1時間足5/6
ドル円1時間足5/6
1時間足で見るとこうなります。
「112.185が抵抗になる」と前回の記事で書きましたのでお分かりだったと思いますが、
その抵抗112円台から5月6日には110円台まで下落しています。

デイトレードレベルでも売り戻される事は分かるのです。
なぜなら、”この日の"エクスパンションとファンもその値位置を指し示していたからです。4/26の戻り売りポイントもフィボナッチファンでした。


ドル円のまとめ

さて、前回の記事では「上げ渋る値位置」について次のように書きました。
”ドル円はまず、現在111.699(4/7)で
この近辺では112.185。※エクスパンションのライン
そして113辺り(113.1~113.8)です。※年の目標値”
つまりその先もあります。月足終値では先ほどのフィボナッチファンは上ブレイクしているわけですから、十分に可能性はあります。

しかし、ドル円を抑えているフィボナッチファンは、先ほどのものと
もう一つあります。

ドル円日足5/8
ドル円日足5/8
これがそうです。
現在下落している理由が分かりますよね。

このエクスパンションとファンを使ったトレード手法については著書『極意書』に書いてあります。
勝ち方実戦編フリーパスプラン』という教材では、先ほどの日足チャート・1時間足チャートの引き方についても5/1に令和最初の動画として追加しました。(詳しくはこちら。新しい時代の新トレード手法

毎月フリーパスプランで出しているシリーズ『月間展望5月号』という動画では
「ドルインデックスの4月終値から見るに、最初下落し後に上昇する可能性が高い」と話しました。
「最初に下落」は当たっていますが、後に上昇出来るかどうかは金や株価指数の加減もありますので詳しくは月間展望をご覧下さい。

現在のドルインデックスは重要なラインで持ち合いになっています。
そして何よりドル円自体がファンで抑えられているわけですから、再度上ブレイクしたら買えますが、そうでない限りは買えないからです。

日経平均について

日経平均は4月7日の記事で次のように書きました。
”日経平均の上げ渋りそうなラインは22048と21900です。
これらはエクスパンションの抵抗で、それ以外にフィボナッチファンの抵抗もその辺りにありますので注意して頂きたい値位置です。
突破出来た場合は22213、そして22496、22778という目標が出ています。”
日経平均4時間足 5/6
日経平均4時間足 5/6
ゴールデンウィーク前後の実際の値動きは、
21900のラインでの下落後立ち上がり、22496辺りで下落し、22000割れ。

今回の記事ではゴールデンウィークまでの流れをご説明しました。
このような長いお休みがあれば
週明けに500円近く下へ飛ぶなどという事もあります。

しかしながら、戦略もなくポジションを持つのではなく
例えばデイトレードで勝負する限りはその被害に合う確率は低いでしょう。

日経平均のまとめ

日経平均日足 5/9
日経平均日足 5/9
最後に、日経平均5月9日時点のチャートはこちら。
前回がそうであったように、フィボナッチファンの値位置へ下落しているので
このラインを出せるのであれば慌てなくて済みます。
3月同様、上昇しこのラインへ下落しました。

もちろんファンだけではなく、
その日その週そして5月の目標値なども併用して値位置を算出して下さいね。
5月のエクスパンションによる下落目標値へ到達したのが5月9日の事です。

これが窓埋めにもなり、同時に年の目標値への下落でもあります。

もう一段行くと、長期的な値動きで2018年からの重要な値位置である20509があります。
この値位置は年レベルのフィボナッチファンのラインでもあります。

現在9日の値位置21242まで来ると、跳ねる事も別に可能ですが
20509まで行くとすっきりした値動きにはなりますね。
一つ忘れてはならないのが22496は付けたわけではなく、まだ未達だという事です。
22778もまだ付けていません。

2018年からの値動きを通常のリトレースメントでまとめると、
平均レートが21856。今回の下落は0.382→0.618への下落です。

22473→21238という持ち合いやすいエリアでの上下であり、普通の値動きです。

この理論に則って解説すれば、
20474~21238が安すぎる値段、22473~23237が高すぎる値段という認識になります。
21238~22473は持ち合いやすい値段帯です。

※この理論に基づく売買戦略は『史上最も簡単で、最も正確な読みの出来る(値位置に対しての)CFDとFXの取引方法』(2012年からのベストセラー!)をご参考にして下さい。

よって、ドル円も日経平均も
長期であれば意味合いを理解しておく必要があるし、
デイトレードであれば日々「ラインをブレイクして終値を付けたか」を意識して
その日の目標値への値幅を取ればそれで良いのです。
下落したからと言って、焦る事はありません。

まだまだ5月はこれからが本番です。

頑張っていきましょう!


令和どら


4/7の記事は通常のフィボナッチファンとエクスパンションによる分析でした。良く機能しましたね。今回はその確認と、令和の時代に最適なトレード手法として発表した新しい引き方でもドル円1時間足4時間足などを表現してみました。

この手法はデイトレードなら5分足~1時間足で使います。ご覧頂いたように日足レベルでも使える手法ですので重宝するでしょう。

それでは令和もよろしくお願い致します。

また次回の相場分析記事をお楽しみに。

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ご注意事項

※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
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