2017/09/21

FOMCを隅から隅まで。

FOMCのドル円

こんにちは。大野です。昨晩はFOMCでしたが、ドル円が予定していた目標値へ到達し、これでひとまず相場分析のターゲット完了という事になりますね。お役に立てたなら幸いです。

日経平均も、予定していた目標値へ到達間近です。
さて、FOMCは隅から隅までしゃぶりつくせましたか?(笑)
ドル円が簡単でしたので、その辺からお話していきたいと思います。

ドル円15分足FOMC9/21
ドル円15分足FOMC9/21
ドル円のFOMCでの状況は、下の値位置に未達であった為
その値位置111.153円を付けた後、跳ねました。
予定していたのは112.35円。大体その辺りへ到達しましたね。

私の場合は、まずは売りから入り、下落目標への到達で利食い。
跳ねた底から買いの指値で買い上がり、途中の逆指値を巻き込んで
枚数を増やして頂点まで。という感じです。

この流れが分かっているわけですから、そうしました。
ただ、どう動いても勝つように設定しておきましたがね。

その方法についてご説明します。

FOMCで勝つには?

指値を入れる事です。
値位置が分かっていれば、その値位置に指値を入れるだけ
どう転んでも勝つ事が出来ます。

少なくとも、今回の私が用意した指値はそうで、
要するに、買いも売りも仕掛けておくというわけです。

様々な指値逆指値を巻き込んで、上昇して行ったり、下落したりします。
もし分からなければ、最初に買いと売りを同時に入れて
適切な値位置に損切りを置いておけば、初動を捉える事が出来ます。
ですが、何にしても
夜更かしが出来て(笑)、かつ値位置を正しく知っている必要があります。
値位置に関しては、「雇用統計獲り方PART2」でもお話しました。

日経平均について

日経平均の話に一つ付け加える事があります。
日経平均週足9/21
日経平均週足9/21
日経平均が20500辺りまで上昇。この辺りをMAXとして考えている、
という話でしたが、一つ見逃している点がありましたのでお伝えしておきます。

ここまでは良いとして、この相場は1989年の高値から下落し
2009年の底値から跳ねたものです。

よって、ここまでで3割戻しとなります。
その値位置で跳ねています。つまりこのチャートで言うところの19173円

となると、20550円が上昇を抑えられない場合、そして21081円の
抵抗を超えた場合に関しては、21963円も考える必要がありそうです。
もちろん、かなり長期の話ですが。

この前の2015年の高値がありますね。
そこをブレイクをした時の話です。
当面は以前の分析で問題ないと思います。

以前のドル円と日経平均の記事はこちら

日経平均日足9/21
日経平均日足9/21

MT4などでは表示出来ない過去の値動きまで
このチャートでは見られるので、分かった事です。
なお丁度、売り指値に掛かったようです。

今回はドル円に忙しくて、こんなところに仕掛けておく余裕は
実売ではありませんでしたが(笑)。
しかしここに掛かったという事は、まもなく目標値へ到達のようです。

それではまた。

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ご注意事項

※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2017/09/17

今の相場はこう考えると合点がいく。~ユーロ・米ドル編~

今回はユーロドル。

こんにちは。大野です。前回の記事「ドル円・日経平均編」に引き続き、
今日はユーロ・米ドル編です。簡単に言えば、米ドルの値動きとユーロの値動き
は取引数量が多いだけに反対に動く傾向にあります。

ですので、その対比を考えてみましょう!という企画が今回の記事です。
前回の記事もぜひ読んでおいて下さい。

ドルインデックスの今。

米ドルの値動き、というのは「ドルインデックス」の値動きを指します。
米ドルが他国通貨に対して、買われているのか?それとも売られているのか
を見る事が出来る指数です。

ドルインデックス月足9/17
ドルインデックス月足9/17クリックで拡大
今そのドルインデックスが、年始から下落してきて
約25%程度、2011年の底値からの上げ幅を戻しました。
今年の高値は12635、2011年安値は9322、現在値は11797です。

さて、目標値は11818を達成しましたが、まだ下にもあります。
11302。ここが次のターゲットです。
ですが、その前に考えるべき事があります。

安値切り上げが2015年と2016年の5月にそれぞれあり
今回は、その支持線に差し掛かろうとしています。11720辺り。
ここを狙っているのではないか?
そのように考えており、一度その値位置から反発した場合は
良い戻り売りポイントが出来そうだな、と。そんな気がしませんか?

もちろん、下ブレイクする可能性も考えておくべきですが
例えば週や月の終値が11818より上、11951より上という
タイミングがあれば、戻りも考えて良いと思いますよ。

その場合は、12119を私は考えています。それぞれが到達してきた目標値です。
なお、先週末の終値はまだ下にありますので、11720をまずは考えています。

そしてそのドルインデックスが反発する時は
ユーロドルが下落する時でもあります。

ユーロドルの今。

ユーロドル月足9/17
ユーロドル月足9/17
これがユーロドルの月足です。
見て頂くと、ドルインデックスと同じように今度は抵抗線があります。
1.22~1.22365辺りだと思っておいて下さい。

このまま上昇してもその辺りでは一度反落するはずだと思っている、
という事です。

今月高値1.20916というのは、
2014年12月に支持線を下抜けて暴落した時の値位置への戻し
2014年12月終値1.20965と2015年1月の始値1.20480。
窓を開けて2015年が始まり、1月高値1.20689まで戻しそのまま下落。

つまり、2014年末と2015年初めに窓が開いたまま。

これを埋めに来ているので今月高値では、
近い値段ですぐ反落したはずです。先月もそうです。
もっとも、チャートによって違うので窓が埋まっているチャートもあります。

ですが取り敢えずこのチャートで考えるならば、ですが
1.20965(現在高値の少し上)と
抵抗線となるであろう1.22~1.223辺りを意識しておいて下さい。

明確には特に1.22365と1.22379の達成が望まれます。
そしてユーロドルの本当のターゲットとして考えているのは
1.25~1.255です。最大で1.29752も可能ではあります。

しかしここへ辿り着くには、ドルインデックスが11720ではなく、
11302へ到達するような暴落が必要になるはずです。

ドルインデックスが11720で反発するようなことがあれば、
すなわちユーロドルが反落するという値動きへ繋がるでしょう。

このような、値動きの関連が
ドルインデックスとユーロドルにはあります。
今後は、この二つをぜひ相互にご覧下さい。

ドルインデックスについて詳しく。

なお、ドルインデックスには色々とありますが
上記チャートのドルインデックスはユーロ、円、オージー、ポンド
を均等に配合した指数。

それ以外にメジャーなドルインデックスは
EUR/USD 57.6%(ユーロ)
USD/JPY 13.6%(日本円)
GBP/USD 11.9%(ポンド)
USD/CAD 9.1%(カナダドル)
USD/SEK 4.2%(スウェーデンクローナ)
USD/CHF 3.6%(スイスフラン)
こんな具合です。※対米ドル

どちらにしても、ドルインデックスに対してはユーロとの対比を考えるべき。
ドル円は素直に付いていくというよりは、
株価指数のリスクオンオフに影響されることが多いからです。

取引数量の関係からも米ドルとユーロの交換が多いからなのか、
ユーロドルには多大な影響を及ぼしています。
ですが、ドル円もドルインデックスの方向性をある程度考慮する必要があります。

前回の記事「ドル円・日経平均編」ではドル価値の変化については
触れませんでしたが、今回の話をもとに上げ下げタイミングの参考に
ドルインデックスを分析に取り入れてみて下さい。

米ドルが今年は売られてきたので、現在それ相応の相場展開になっています。
この戻りのタイミング、ラインブレイクを意識するべきでしょう。

抵抗線支持線・フィボナッチのラインで
反発したのかそれともブレイクしたのか。目標値へ到達したのか、ですね。

もちろん、それを見てどこかのトレーダーが買うから
値が動くわけですから、あまり細かい事はお気になさらず(笑)。

ただ、ドル円107.3での反発は
私の理論通りで、会員様からも買いましたという連絡が来ています。
そういう事もありますが(笑)。いつもピッタリではないですよ。


それではまた。

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2017/09/16

今の相場は、こう考えると合点がいく。~ドル円・日経平均編~

ドル円・日経平均の今。

こんにちは。大野です。最近は週明けごとに飛び飛びで、
友人などは「キム相場」などと呼んでいます。※私が言ったわけではありません
ミサイル問題でお騒がせしてリスク高!という事ですね(笑)。

確かに、ノイズが大きすぎて訳が分からなくなっているでしょうが
こう考えると合点がいきます。その事についてこれからお話します。


ドル円の場合

ドル円日足9/16
ドル円日足9/16クリックで拡大
ドル円は年始から下落相場でした。
上げ幅の大体、半分くらい(下落方向へ)戻したでしょう。
もう少し下げるべきだとは思いますが、まだなかなかそういうわけにはいきません。

丁度良い感じの戻りがあると良いですね。
そこで、今の安値107.31からの戻り(上昇方向へ)が
111.65を付け、112円台(113円台は付けない)まで上昇した後で下落する。

または、113円を付けた場合は
114円台~115円台を基本として、最大で118.656までの間で売り場を作り
下落する。

その2つのパターンを考える事が出来ます。

今は三角持ち合いですから、中心である110円~111円台に
長く滞在するというシーンも覚悟しておく必要があります。

その話は前からしていると思います。

そのように考えると、今回のノイズ(持ち合いであるのに下抜けて戻した)も
理解しやすいはずです。
なぜなら、前の下落からの戻りでは戻りの値幅が微妙でしたよね。
※この話はセオリーが理解出来ていないと、分からないと思いますが。
詳しくは値動きのルール、または0.500~フェイクの値幅~をご覧下さい。


日経平均の場合

日経平均CFD日足9/16
日経平均CFD日足9/16
日経平均の場合は、今年の下落からの戻りはこれでOK。
前回の基準となった20045を起点として、20322を越えなければ下落。
越えた場合は、20550をターゲットとして考えてよいでしょう。

NYダウは最高値を更新しています。
22339または22894を頂点として下落に転じるケースが濃厚と考えています。
※先月の高値は22180、現在値22263

ナスダック100種平均は先月高値5994、現在値5987、今月高値6016。
ターゲット6166。

SP500の先月高値は2490。現在値2498、今月高値2499。
ターゲットは2527と2533。(但し、この値位置の場合はさらに上も検討)

以上の事から、アメリカの株価指数の続伸具合にもよりますが
そのタイミング次第で、日経平均もまずはどちらかを考えたいところ。
なお20945を越えた場合のみ、さらに上への続伸が考えられます。

これらの事から何が分かるか?

どうしたら良いのでしょうか。

長期的な売買

長期的にこれらを売買しようと思うと、”例えばの話”をします。

上記のセオリーから考えた時には、ドル円は
113円台がストップ、111.65~112円台を売買ポイントとして
103.6~106.5のいずれか値位置へ売る事が可能。

逆に言えば109円台後半から111.65~112円台までは買えます。
『月間展望9月号』でもお話しましたが、112.35はターゲット。

113円を付けた場合には114.3を越える事が想定されますので
戻りを買って、114.15,115.3という二つのターゲットへ買えます。
あくまで理論的に考えるとそうなります。※売買を示唆するものではありません

そして、最終的に
いつになるか分かりませんが103.6~106.5。
取り敢えず、104.5を狙い目をして売る事になるでしょう。


日経平均の場合は、アメリカの株価指数の値動きを考えつつ
抵抗になる20045、20322、20550を超えられるのかどうかを見て、
買いまたは売りを入れていく事になります。

但し日経平均の先月末の終値から判断すると、
今月暴落するようには見えません。NYダウは可能です。
SP500とナスダックは特に下落する理由は見当たりません。


そして、そうなってくると
ドルインデックスとユーロドルの値動きについても
考えてみたくなりました(笑)。

それはまた次回。お楽しみに。

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