2016/03/04

現在の相場はリスク回避がキーワード。リスク回避の・・・

3月の市況(FX/CFD)

3月の相場分析第2回目。今日は市況を詳しく突っ込んでお話したいと思います。

一つ前の記事(ドル円)も関連していますので、ご覧になっていなければどうぞ。
http://info.3starters.biz/2016/03/3.html(やっと簡単になった3月の相場)

CFD(株価指数、先物など)を取り扱っていますので、FX単体よりも全体についてお話し出来ています。
そんな形でスリースタータードットジェーピーでは3年以上分析をお届けしてきましたが、
現在の状況は「以前にそれ」に近いものがあります。

そう。
リスク回避の金。

金相場

金対ドル週足3月3日
金対ドル週足3月3日
こちらのチャートをご覧下さい。
緑のライン、1226より上か下か?
それが今後の市況を判断する上で、最も重要なポイントだと考えています。
下は1000の安値、上は1400くらいまでが大目標、今は1200程度。

これより上か下か。

さて、以前から相場をおやりの方には懐かしい(笑)金買いが現在また再来しようとしています。
ドル円が激しく下落を続け、70円台まで届くようになり、その間、金はと言えば
買われて買われて1900ドルへ。

もちろんそんな大きな話をしているわけではなくて(笑)、ただ久々に買われたよ、という話ですが。

ただ、この金が買われて、円が買われる時。

それは、かの懐かしいリスク回避の匂いがしますね。

こんな時は、金相場を考える事をオススメします。

では、金ですが
1226の緑のラインというのは、下落から立ち上がった時の目標値です。
私は動画で会員様へ相場分析を配信していますが、その2月号では
金がこの目標値を目指している事をお話ししました。(年始だった可能性もあります)

何故金が買いだったのかというと、ドルインデックスが大きく下落するタイミングだったからです。

年始と2月の市況は
  1. まずは、原油の安値更新が市況を揺さぶる第一の出来事。
  2. 次に、それが落ち着いて、ドル売り。
  3. そして、同時に金の買い。

今は、金を買い、ドルを売り、円を買う。
つまり、特に安全とも思えませんがリスク回避の円買いと金買い。
この度合い、と戻りのタイミングが勝負を分けていると私は考えます。

ドルインデックス

ドルインデックス週足3月3日
ドルインデックス週足3月3日
これはドルインデックスのチャートです。
(このドルインデックスはドル対円、ユーロ、ポンド、オージーの指数です)

1月末に、これが下落するよ、とお話してよく下落した(笑)わけですが
一度立ち上がって、再度戻り売りポイントを作った後、再度売られています。

下落を止めている支持線を割れると、次の目標値があります。

12427を越えているか、下回っているか。
それが簡単な判断の方法です。

もしも高値更新も出来ず、12427を下回り続け、支持線も割れて
次の売り目標11813を目指すタイミングになったら・・・。

(ちなみに、前回の売りは予定通り38.2%までです。次は7割。)

その時は、ドル売り、円買い、金買い。
ユーロなども買われる可能性があります。ドルスイスは売り。

NYダウ

NYダウ月足3月
NYダウ月足3月
NYダウはこのように持ち合っています。
2月の下落で、安値を切り"上げ"、値を戻そうとしています。

売り目標自体は健在です。
ただし、持ち合うか持ち合わないかは自由ですから(笑)。
厄介ですね。

日経平均などは、丁度このダウが付けるはずの下落目標へ既に到達しています。

さて、このダウが買われている間は
ドル円クロス円は強く、同時にポンド、オージー、原油が買われる状況に
現在はあると見ています。
(ポンドとユーロはユーロポンドをご参考にされるべきでしょう)
(原油+ダウ→オージーへの影響は色濃く出ています)

持ち合い上辺に戻る、越える、持ち合い上辺から下辺に売られる、下回る。
たったそれだけの事でも、大きな影響力を持つのが米国株価指数。

ご注意下さい。

まとめ

まとめますと、
金と、ドルインデックスと、NYダウ。

この3つは最低限、見て頂く必要があるでしょう。

それにより、少なくともFXは今より簡単になります。

リスク回避か、それとも楽観か。

その懐かしいキーワードが「今になってまた、ぶり返しているな。(笑)」というのが、現在3月の状況です。
市況は変化しますので、原油→ドル→金と来たように、また変わるでしょうが
現在3月の状況として一度チェックしてみる事をオススメします。

詳しく実戦的な動画分析で観るには?

詳しい話は『月間展望3月号』でお話しています。(37分3秒)

ドル円、ユーロドル、ユーロ円、オージードル、オージー円、ポンドドル、ポンド円、ユーロポンド、
ドルスイス、ドルインデックス、NYダウ、日経平均、金相場について詳しくお話ししました。
  1. どこがポイントで、どこがターゲットなのか?
  2. 何のセオリーに基づいた展開なのか?
  3. 越えた場合/戻った場合、市況や考えておくべき流れなど

月間展望3月号

月間展望3月号は、勝ち方実戦編フリーパスプランで視聴出来ます。(毎月配信しています)
期限は特になく、一度ご参加されると継続して配信されます。ご興味があればどうぞ。

それではまた。

P.S.
月間展望3月号の追加に伴って、勝ち方実戦編フリーパスプランのメンバーサイト、
各市場の分析ページを全て更新しました!(チャートと文章で相場分析)
ご参加されているメンバー様は動画と合わせてこちらもチェックして下さい。
(動画/LESSON24『攻略~ユーロVSドル~』『月間展望3月号』は3月4日配信予定)
※4月はLESSON25『攻略~円VSドル~』、『月間展望4月号』を配信予定です。

提供 by3STARTER.JP


基礎から学ぶならサイト「投資の基礎はタダで学べ」で。

ご注意事項

※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2016/03/03

やっと簡単になった3月の相場

3月相場のポイント

こんにちは。大野です。
3月の相場展開について考えていきましょう!

3月初めに、毎月のことながら雇用統計がありますので
最初は簡単でしたね。当然、2月末の下落からドル円クロス円は上昇に転じました。

例えばユーロ円などは0.500を付けそうで付けない手前で反発しています。
ユーロ円1時間足
ユーロ円1時間足
2月は総じて下落という、馬鹿らしい相場で(笑)
多くの市場で売り以外は危険な嫌な感じがする展開でした。

しかしながら、3月はそれほど難しくもなさそうです。

色々と話したい事は、山ほどあるのですが(笑)
例のごとくライントレーダーズ通信の配信まで時間がありませんので
早く書ける部分だけを書いていきます。

ドル円

ドル円日足
ドル円日足

ドル円週足
ドル円週足

3月初めの上昇は雇用統計へ向けてのものとして難しいのはそれからです。(ここまでは凄くイージー)
終わったらどうなるか?

ドル円が辿れるであろうフィボナッチのルートはこんな感じです。

これは非常に、…無料ブログながらよく載せたな、という内容になっております。

ポイントは、114の0.764。
これより上か下かが、まず最も重要だと考えています。

次に、赤と緑で描いたフィボナッチの二つのパターンがあります。
緑は、このまま一旦上げておいて117付近が売り場または121円付近が売り場になる。
赤は従来の予定通り、110を付ける。

※緑は現在の値位置からの上げ目標と一致。但し、114以上のキープが必須。
上げ目標とは117,121,127
※赤は今までのご説明通り。

そして、長期的流れとして重要になるのが114以外に
106.7の0.618。この戻し率はユーロ円が達成。
オージー円ポンド円は0.500まで戻しています。

ユーロ円はこの安値を守れればチャンスはありますが、オージーとポンドは
長期でさらに下が見えています。

という事で、このまま差が開くか、埋めるか。
つまり、
オージー円とポンド円が現段階で下落率が大きい。
ユーロ円とドル円はまだまだ下落率が小さい。

これがポイント。

次に、ダウとドルインデックス。
これについては次号で配信。(時間切れです)

要点は、ダウが持ち合い形成か?ドルインデックスの月足はすでに下落の形になっている?
です。

結局はこれが影響してくるわけです。

そう。
P.S.1
2月末に考えていたのが、3月が始まると雇用統計で買われる。
終わると、売られやすく、次はまたもやFOMCでの買い。そして売り。
まあ当たり前ですが(笑)。そんな当たり前の事でも雇用統計前の買いは
簡単に分かったりもします。
3月はこの流れなら簡単かも知れませんね。

とにかく次回をお楽しみに。

P.S.2
今から動画で分析を録画します。(月間展望3月号-勝ち方実戦編フリーパスプラン-)
ついでに、実戦編のLESSON24は既に完成しています。メンバーの方は2つの配信を
お楽しみにしていて下さい。

それではまた。




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必ずご自身で分析の上、自己責任で行って下さい。

2016/02/19

原油WTIとBRENTの差異。NYダウとS&PとNAS100の差異。

2016年2月現在の差異

今現在、少し困った状況にあります。
各市場で、値がバラバラに付いており
分かりにくい状態ですので、それらについてのレポートです。

この話は、FXのトレーダーであっても知っておいた方が良いでしょう。

月足で後半を見る上で。株価指数

まずは米国株価指数の話をしていきます。
NYダウ月足をご覧下さい。

NYダウ月足
NYダウ月足
これを見る限り、これ”だけ”を見る限り、
月足は少なくとも底を付けてむしろ陽線になろうとしているように見えます。

だとすると、買いがかなり集まる事になり
株価につられて、FXでも
ドル円などは結構上げていくという話になります。

しかしながら、
次をご覧下さい。

ナスダック100種平均月足
ナスダック100種平均月足

S&P500月足
S&P500月足
同じく、米国株価指数です。こちら2つは未だ陰線のまま。
陰線で終わるというのであれば、これ以上は上げる事が出来ず
2月後半は丁度良いところまで下げて終わる、というパターンが多いはずです。

さて、3つの株価指数で随分状況が違ってきています。

後半上げるのでしょうか?それとも、下げるのでしょうか?

それは・・・、一緒に動いてくれないと判断が難しいでしょう。(笑)
いずれ、重なる瞬間が出てくるはずです。

赤い線と、青い線にもご注目下さい。
赤いフィボナッチが大きな流れ。青いフィボナッチが売り目標。

高値安値の関係上、ナスダックのみは異なった状況です。
売り目標は残すところ一つのみ
つまり、この値位置は結構強い、可能性はあります。

それは38.2%戻し。

但しこれは月足ですので、
2月の底を割れない限りは次月以降のお楽しみ、という事になります。

週足

ナスダックの目標算出を、他の二つでも表示する事が出来ます。
ナスダック100種平均週足
ナスダック100種平均週足

S&P500週足
S&P500週足

NYダウ週足
NYダウ週足
もしも同じ引き方とすると、こうなります。
少し状況は異なりますが、残す目標は一つです。
NYダウとS&Pは、月足での目標も達成する必要がありますが(笑)。

注目ポイントは、これらの週足は下髭のない陽線であるという事です。
それが”望み”とでも言いましょうか、中途半端に戻して終えるのか、それとも
再度暴落するのか、その一つの手掛かりではあります。

ただ、これは週足でなのか、2週間足でなのか、3週間足でなのか、
という話になると、何とも言えませんが通常は週足で
これから売られると綺麗に上髭のある陰線になるのですがねえ。
FOMCも終わり、普通はここからというところですが
もう残り1日となってしまいました。

しかも、状況はさらに複雑になっています。

現在、原油価格と株価指数が連動する傾向にあり
その影響を加味する必要があります。
前回のドルインデックスもかなり影響を与えている週もありますが、
次の原油の動きがまたもや市場をリードしていく可能性があります。

その原油ですが・・・

原油飛ぶ

原油(クリック証券)
原油(クリック証券)
FOMCが終わった翌日、このように原油が上に飛んでいます。
理由はこれでしょう。

イラン石油大臣が、イランは原油価格回復のためのあらゆる行動を支持する、との声明を出したことで、水曜、原油高が2-3% から5-6%に加速した。
モスクワ時18時41分現在、ブレント北海原油4月先物価格は5.50パーセント増加でバレル当たり33.94ドルに。 WTI原油3月先物価格は4.92パーセント上昇、バレル当たり30.47ドルになった。


飛んでいる、と掴みのために(笑)言いましたが
それは実はこのクリック証券だけの事です。

この、クリック証券の原油は何なのでしょう。
こんな値段は無いはずです。今はこうなっています。

ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)日足
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)日足
ブレントが上に飛びまして、現在35ドル⇒いえ、
飛んではいないのです。
もともと値段がWTIに比べて最近は高くなっていましたので。

19日現在は、ブレントが35.7ドル、WTIは31.9ドルあたりを付けて
売られています。

同じ時刻で33ドルとは?

この二つでないとすると、クリック証券の原油って・・・。

今まではWTIに連動していたはずですが、この状態はもはや取引する事はないでしょう。(笑)
謎の33ドル。最高値34.19。


WTIとBRENT

ところで、WTI(West Texas Intermediate)ウェスト・テキサス・インターミディエイトと
BRENTイギリス北海が有名で、先物で取引される事が多い原油。

ですが、世界は広く、原油は様々。ドバイ原油もあります。
先物やCFDで、世界で取引される商品も多様です。
なので上のチャート。
trading viewのUKOILはてっきり、WTI対ポンド?と勘違いしていましたが
よく考えると、価格がおかしいわけで(笑)。申し訳ありません。
普通にブレントでした。





investing.comのような表記だと分かり易いのですが(笑)
アメリカの原油だからUSOIL。イギリスの原油だからUKOIL。という事でこの表記のようです。
決して、取引通貨ではありませんのでご注意下さい。


そんな原油ですが、最後に月足を見ておきましょう。

ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)月足
ブレント(ローソク)とWTI原油(エリア赤)月足
今のところ、UKOIL(Brent)とUSOIL(WTI)ともに
下髭ながらも陰線です。

価格差は出ていますが状態は同じです。(クリック証券の原油は問題外)


さて、原油の月足。そして、株価指数の月足。

今の状態は、かなり複雑です。2月、3月の足がどうなるのか?
考えておきたいところですが、それぞれの差異を考えると動きづらい状況。
どこかで修正が入り(だといいですが)、いずれ分かり易いタイミングが来るはず。

あなたはどう見る?



P.S.債券について書けませんでしたのでまたいつか機会があれば。
またはこちらのテキストをご参考にして下さい。それではまた。

さらに分かる!最も正確な読みの出来るCFD/FX取引方法 
株価指数やドルインデックス、先物の利用の仕方、米国金利や債券市場との関連・・・など市場間の関連性に不安が残るFXトレーダーにお勧めの教材です。

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※相場の上げ下げをフィボナッチとギャンを使ったライン分析で配信しますが、
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